松尾マツの『素晴らしい秋日和でございます』写真館③
皆さん、おはこんばんちは!!!
松尾マツです!さて写真館も前半終了しました~!では後半に参ります!!
あ、まっちゃんおらんやん・・・と思ったあなた!まっちゃんは照ちゃんのショールを通じて見守ってんの。
ほやけ、わかんのよ(笑´∀`)
季節はすっかり秋。2017年11月上旬ここは集会所。庭には俊夫が車椅子に座っている。
良い秋日和ですね、お散歩でもいかがですか?

めぐみが栄村を出て行く日なんです。
照ちゃんはめぐみにとれたて野菜を渡しています。
今度は横ちんもやってきた。すると・・・
良い秋日和ですね、お散歩でもいかがですか?・・・あれま

今俊夫にとって誰でも照代さんらしい。
お散歩でもいかがですか?ーはい喜んで。
この人達は?良い秋日和ですね、お散歩でもいかがですか?ーせーの!!
はい、喜んで!!!
照代さん良い秋日和ですね、お散歩でもいかがですか?
星が悲しすぎて飛び出して行ったもんだからみんなが迎えに行っちゃって・・・めぐみは横ちんに訪ねます。「横ちんはさ、ずっとここにおるん?」

いいよ・・・。オレ、いるから、ずっと。・・・「星~!ほし~!」
慌てる柴田
出て行けばいいやん。あたしだって出て行くのに・・・
めぐみは出て行きたくなかったんやね。地元の蚊取り線香の工場へ就職させて欲しいって言いに行ったんやって。
何でかは・・・置いといて。とにかく横ちんが心配なんと。
でも逆にみんなに出て行けと言われているように感じる横ちん・・・みんなの気持ち、通じるといいけど・・・
「タクシーもうすぐくるよ」フミちゃんが伝えに来ます。

めぐみの言う通りよ。はあ、ええんやないん?
そこへ入院していた笠原がコメヤマとやって来る。

大丈夫なん?ますます痩せちゃ~おらん?
退院したばかりで無理は出来ないが、康子の時はお別れ言えなかったのが心残りのようで、今回はくると聞かなかったようだ。
人をだだっ子みたいに言わないで!
めぐみさん!--笠原さん!!?えー大丈夫??

そうめん流しの時に距離がぐっと縮まった見たいやで。女子トークで一気に華やいでたわ~
俊夫じい、元気でおってよ!
「タクシーきたよ」ー
「おばあちゃん勝手に出て行ってごめん。」
フミちゃんはいつでもめぐみの味方なんよ。いいおばあちゃんやね~
どこに行ったって応援しとるよ!
そこに・・・がんばれ、がんばれ、めぐみさん!がんばれーーーー!
星の渾身の応援やったね。

みんながめぐみを見送っていいきます。
めぐみの別れからまた時は過ぎ季節は冬・・・12月上旬
寂しゅうなったね。・・・お母ちゃんまで呆けてしもうたらどうするかいね。
すっかり寂しくなった集会所で照ちゃんと俊夫は二人寄り添います。
そこへ武蔵がやってきて・・・井上先生までやってくる。ーじじいなんてどれも一緒。

照ちゃんは呆けていく自分がどうなるのか知りたくて、井上先生に相談します。
井上先生は、そんなこと普通と。笑い飛ばします。今も不安だけど、これからの日本事態が超高齢化社会に突入していくことに不安があると先生は言います。でもそれは、自分たちが上を目指して頑張っただけ。隅で聞いていた武蔵にそれとなく言います。
「今の君のままで十分いいんだ。」
あたたたた・・・
先生もお年ですね。無理はなさらずに・・・(^^)
そこへ横ちんが慌てて入ってきた!「トラックないからてっきり俊夫さん一人かと思って・・・」

トラックは売ってしもうた。ーーアレは秋人さんの形見ですよ!!
思い出すのも辛いんや。傍におられたら、いつまでも忘れられん!!
俺が行くはずだったんだ。
秋人がおる・・・
雨が降っていることで俊夫の中であの日のことだ思い出されていく
秋人は死んだんよ!3年前に死んだんよ。
いいや、おるもんそこに・・・
死んどらん、死んどらん、死んどらん、死んどらん!!

俺が行くはずだった。川の水が溢れないように、水門を閉めるんだ。俺が閉めに行くはずだった。なのに「なら水門閉めてきますわ」って、「あ、じゃ、お願いしまーす」なんて・・・俺が言ったから。
秋人がまっとる。ー秋人ははあ、おらんのよ。覚えとるやろ?
なんで覚えとらんといけんのや・・・覚えとるのは、しんどいのう
東京オリンピック・・・楽しかったね。あの日からずっと一緒や・・・ーああ
ずーっと一緒やね・・・
ありがと。
そして2018年3月夕方

うわ!!ビックリさせないでくださいよ!!
やられました。
ええ眺めやね~
よし!武蔵のやつがこの坂を上ってくるかこんか!!ーじゃ、来る!-来ん!!ーじゃ、私も。来る!!!

すると・・・車椅子を押す武蔵の姿が見えてきた!!みんなが一斉に応援する!!!
武蔵くん、頑張りんさい!!ー武蔵がんばれーーーー!ーがんばれ、武蔵くーん!
よーし、ええぞ!来い来い来い来い来い来い!!!

今、坂道のスタートライン、傾斜の部分に到着しました。
見上げるばかりの長い長い坂道。
しかし、飛ぶように、そして力強く、リズミカルに、とは言いがたいですが、
ぐんぐん坂道を上がっていきます。

大きな人もあれば、小さな人もあります
年齢も違います、人生も違います、困難も違います。
しかしながら、すべてを超越いたしまして
すべての若人が一つに結ばれます、栄村であります。
両手はしっかりとハンドルを握りしめ、
栄光の最終走者は、この村の理想を高らかに歌い上げて、
秋空へ秋空へと上っていきます。

世界中の青空を全部栄村に持ってきてしまったような、
素晴らしい秋日和でございます。

あなたの心にも素晴らしい秋日和が広がっていますように・・・
Fin
松尾マツです!さて写真館も前半終了しました~!では後半に参ります!!
あ、まっちゃんおらんやん・・・と思ったあなた!まっちゃんは照ちゃんのショールを通じて見守ってんの。
ほやけ、わかんのよ(笑´∀`)
季節はすっかり秋。2017年11月上旬ここは集会所。庭には俊夫が車椅子に座っている。
良い秋日和ですね、お散歩でもいかがですか?

めぐみが栄村を出て行く日なんです。
照ちゃんはめぐみにとれたて野菜を渡しています。
今度は横ちんもやってきた。すると・・・
良い秋日和ですね、お散歩でもいかがですか?・・・あれま

今俊夫にとって誰でも照代さんらしい。



照代さん良い秋日和ですね、お散歩でもいかがですか?

星が悲しすぎて飛び出して行ったもんだからみんなが迎えに行っちゃって・・・めぐみは横ちんに訪ねます。「横ちんはさ、ずっとここにおるん?」

いいよ・・・。オレ、いるから、ずっと。・・・「星~!ほし~!」


めぐみは出て行きたくなかったんやね。地元の蚊取り線香の工場へ就職させて欲しいって言いに行ったんやって。
何でかは・・・置いといて。とにかく横ちんが心配なんと。
でも逆にみんなに出て行けと言われているように感じる横ちん・・・みんなの気持ち、通じるといいけど・・・
「タクシーもうすぐくるよ」フミちゃんが伝えに来ます。

めぐみの言う通りよ。はあ、ええんやないん?
そこへ入院していた笠原がコメヤマとやって来る。

大丈夫なん?ますます痩せちゃ~おらん?
退院したばかりで無理は出来ないが、康子の時はお別れ言えなかったのが心残りのようで、今回はくると聞かなかったようだ。

めぐみさん!--笠原さん!!?えー大丈夫??

そうめん流しの時に距離がぐっと縮まった見たいやで。女子トークで一気に華やいでたわ~

「タクシーきたよ」ー
「おばあちゃん勝手に出て行ってごめん。」


そこに・・・がんばれ、がんばれ、めぐみさん!がんばれーーーー!


みんながめぐみを見送っていいきます。
めぐみの別れからまた時は過ぎ季節は冬・・・12月上旬


そこへ武蔵がやってきて・・・井上先生までやってくる。ーじじいなんてどれも一緒。

照ちゃんは呆けていく自分がどうなるのか知りたくて、井上先生に相談します。
井上先生は、そんなこと普通と。笑い飛ばします。今も不安だけど、これからの日本事態が超高齢化社会に突入していくことに不安があると先生は言います。でもそれは、自分たちが上を目指して頑張っただけ。隅で聞いていた武蔵にそれとなく言います。
「今の君のままで十分いいんだ。」

先生もお年ですね。無理はなさらずに・・・(^^)
そこへ横ちんが慌てて入ってきた!「トラックないからてっきり俊夫さん一人かと思って・・・」

トラックは売ってしもうた。ーーアレは秋人さんの形見ですよ!!
思い出すのも辛いんや。傍におられたら、いつまでも忘れられん!!

秋人がおる・・・





俺が行くはずだった。川の水が溢れないように、水門を閉めるんだ。俺が閉めに行くはずだった。なのに「なら水門閉めてきますわ」って、「あ、じゃ、お願いしまーす」なんて・・・俺が言ったから。




ありがと。
そして2018年3月夕方

うわ!!ビックリさせないでくださいよ!!


よし!武蔵のやつがこの坂を上ってくるかこんか!!ーじゃ、来る!-来ん!!ーじゃ、私も。来る!!!

すると・・・車椅子を押す武蔵の姿が見えてきた!!みんなが一斉に応援する!!!
武蔵くん、頑張りんさい!!ー武蔵がんばれーーーー!ーがんばれ、武蔵くーん!
よーし、ええぞ!来い来い来い来い来い来い!!!

今、坂道のスタートライン、傾斜の部分に到着しました。
見上げるばかりの長い長い坂道。
しかし、飛ぶように、そして力強く、リズミカルに、とは言いがたいですが、
ぐんぐん坂道を上がっていきます。

大きな人もあれば、小さな人もあります
年齢も違います、人生も違います、困難も違います。
しかしながら、すべてを超越いたしまして
すべての若人が一つに結ばれます、栄村であります。
両手はしっかりとハンドルを握りしめ、
栄光の最終走者は、この村の理想を高らかに歌い上げて、
秋空へ秋空へと上っていきます。

世界中の青空を全部栄村に持ってきてしまったような、
素晴らしい秋日和でございます。

あなたの心にも素晴らしい秋日和が広がっていますように・・・
Fin
スポンサーサイト